ラファティと「オッカムの剃刀」
R.A.ラファティの「われらかくシャルルマーニュを悩ませり」は、彼らしいずっこけ歴史改変SFですが、改変のネタと結果にひねりが効いています。
笹の葉文庫のブログ
R.A.ラファティの「われらかくシャルルマーニュを悩ませり」は、彼らしいずっこけ歴史改変SFですが、改変のネタと結果にひねりが効いています。
DNAに生じた傷を修復する「SOS応答」のしくみは、J.G.バラードの傑作短編「時の声」の「沈黙の遺伝子」を思い起こさせます。
今や過去のものとなりつつある「テクニカラー」と「IBM電動タイプライター」ですが、なにか象徴する力を持っているように思えます。